9月に問い合わせをいただき、御施主様と一緒にいろいろと検討を重ね、11月末に完成いたしました。
昭和56年以前に建築され、今の建築基準を満たしていない建造物にお住まいです。
和室の6畳間に設置したいとのことでしたので、まずは床下の「束(つか)補強」を行いました。その後畳を上げて「フローリング」に改装して中央に「点検口」を設けました。
「フローリング」に改装した床に直接「耐震シェルター」を組立ていきます。
内壁、天井にクロスを張り、照明を移設しコンセントを設置して完成です。
朝8時30分から作業を開始しして午後5時過ぎには終了いたしました。床下の補強から完成までは約10日間の工事でした。(コンクリート養生期間が1週間)
12月にはお嫁に行った娘さんがお産のために帰省されてしばらくは実家に滞在されるそうで、その間に万が一のことがあったとしても娘さんと赤ちゃんだけは守らなくてはならないと考えて、今回の「耐震シェルター」設置に至ったそうです。とても素敵な話です。これで娘さんも間もなく生まれてくるであろうお孫さんも安心して帰省生活を送ることができるでしょう。